しましま通信

自然農を楽しんでいます。自然農は生き方にも繋がる気がします。時々手作りや心の事も書いています。

自立と放任 ☆ 握り込んでいた思いはお空に放つ

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自立と言うほどではないけれど、うちの長男は自分で洗濯ができる。

洗濯といっても、ドラム式の洗濯機に洗濯物入れて洗剤を入れ、スイッチを押すだけだけれど。

 

今朝も見慣れた景色が、ユーティリティーの中にあった。

長男が洗濯乾燥をかけたものが、ユーティリティーの床の上にたくさん山積みされていた。

どうやら、急いで乾燥機をかけたかった末娘ちゃんが、夜の間に洗濯していたお兄ちゃんの洗濯物を床に放り出して、自分が着たい服のシワを伸ばすのに乾燥機のシワ伸ばし機能を使用したようである。

 

その放り出された洗濯物を見て、ちょっとの胸が疼いた。

 

長男はもともとおしゃれが好きだった。

高校生になって部活漬けの毎日だったので、私服を着る暇もなく、沢山の服はたまに着られても自室の床の上に置かれ、モグラ塚のように盛り上がっていた。 

 

そのモグラ塚は、不意に洗濯乾燥機にかけられる。

洗濯カゴに入れてなかったものは、洗わないというのが我が家のルールです。

まぁ、自分で自分の始末をすると言う事は大切だと思います。

 

では、なぜ私の胸が疼いたのでしょうか。

 

それは、もしかしたらこのルールの始まりが愛ではなくて怒りだったからかもしれません。

ルールの始まりどっちだったかは、もう覚えていません。

 

ちゃんと出せへんかったんなら、自分で洗いなさい!!

 

そんな感じだったのかもしれないなって思ったんです。

 

なんでも怒りから始まったことって、後味が悪い。

 

このルールの始まりが、何かあった時は自分でこうやって工夫したらいいよって、子供のことを思って考えられたものって、良い流れができるような気がします。

 

感情のコントロールって難しいなぁ。

基本に愛情と言うベースがどっしりとあって、愛情ベースで言葉を発信できる人であったらなと切望します。

 

ここで1つポジティブに今朝の風景を捉えるならば、こうやって昔の自分を省みることができるようになったと言う事は、成長なのかなと思います。

 

昔の自分の至らなさを気づいてしまったわけですが、もしかしたら長男は洗濯する服が溜まって洗濯したくなったら、洗濯機に色の白いものと濃いものを分けて、ここに洗剤を入れ、次に柔軟剤を入れてボタンを押す。人にお願いしないで自分で自分のことができると言うことに、軽やかさを感じているかもしれません。

 

長男が感じている事はわからないけれど、今お母さんは昔の自分を反省しています。

そう言いながらも、今反抗期に入りつつある末娘ちゃんに対して、先ほどの反省を書いた同じ人間とは思えない又々子育て現役生のような、未熟な自分がいるような気がします。

 

最近末娘ちゃんの言動を見てみると、いきなりきつい言い方をするのは防御反応かなぁと言う気がしました。

これは誰かの真似?

 

ソレッテ  ワタシノ  コトダヨネ。

 

今ふと思ったのは、責めている口調を改めないといけないかなって。

でも次の瞬間、本能が言いました。

 

いえいえあなたも、何か聞かれたときに防御反応で答えずに、事実だけを述べたらいいのよ。

 

本能さんがそう言いました。

やっぱり私も何か言われたときには、防御反応で言い訳したり機嫌が悪くなったりします。

 

そうやねん。今日忙しかったから、まだできてないねん。後でやるわな。

 

こういう風に素直に言えたら!!!

 

あー!!

会話は心の卓球やなあ!!

 

事実を述べる!

そういう風になりたい!

よし!努力しよう!

これは、一朝一夕では出来ないぞう。

死ぬまで掛かるかも。

 

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Kさんの事実を述べる話し

畑と娘 ☆ 思春期に入った娘とも良い感じに過ごせる畑さん - しましま通信

 

出来るだけ、子供の事をコントロールしないようにしようと心がけて、やっと心が解けてくるのに13年くらいかかっからなあ!

テレビとか、色んなところに

 

子供の事をコントロールしない。子供自身の人生を歩ませる。

 

歩ませるって書いてるのが、どうかな?と思うけど子供が生活団に行ってた頃に、紙に書いて剥がれないように、透明のガムテープでパウチみたいにして貼ってました。

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生活団の話

絵本 おばあさんのひっこし - しましま通信

 

自分も親にコントロールされてしんどかったし、それでまだコントロールしてしまうから忘れないように!忘れないように!って。

少し、コントロールを手放せるようになったのは長男が高3になる前やったかなあ。。。。

長い!!

でも、かかるよ。私にはかかったよ。

 

もしかしたら、子供が成長して行ってるのを見て、これなら大丈夫って思えてきたのかも知れないし、もう一つ思い出す言葉がある。

 

昔、桶谷の母乳マッサージに通っていました。なんと、そこの先生が生活団の大先輩でした。

その人に色々と話を聞いてもらっていました。

その時に言われた言葉

 

貴方とご主人の子供でしょ。だから、大丈夫よ。とんでもない子供に育たないわよ!

 

えー、そうですか?なんの根拠があってですか。

もう、えーのあとに!!マークも入らないくらい、なんでって思ってました。

 

自分のこと信用してなかったって事だね。

それと最近思ったのは、外で頑張ってきてるんだから、家でまで頑張るとかしんどいやん!!って。

 

末娘ちゃんに、お母さん自身が子供の前でダラダラしたらあかんなーって思ってるわ。と自分の気持ちに気付いた話をしました。

末娘ちゃんは、ダラダラしたらええやんって言ってました。

しかしながら、ダラダラと本を読んでいたら、お母さん遊んでー!ってダラダラタイムを奪うのは、末娘ちゃんやで!それを言うたら、笑ってた。

 

子育てって、自分の色んな考えや、早く手放した方が良いのに握りこんでいた思い込みなどを、一つづつ手放してお空に返していく作業かもしれないなって、今ふと思いました。

それって、ぎゅっと握っていた掌、グッと凝り固まっていた姿勢など、力が入っていたのを解放していくことになるのかな。

 

葛藤が多くて、自分自身の心が辛くなることがある。

思い込みが深いほど、力が入っていて辛いのかも。

だけど、それは解放されるためのステップなのかも。

 

あー。仕方ないな。 

そうやって、なんでもコントロールしようとしてても、そうは問屋が卸さないって事実を受け入れていくうちに自由になっていくのかも。

一つ一つ、何かあるたびに引っかかって、心乱されるよりも、自分にとって重要でない事は、あー。仕方ないな。

 

それで、いっか!!

 

凝り固まりよ、徐々にサラバ!

 

色んな思いは掌の力を抜いて、手放して空に放とう〜!

 

読んでくださって、ありがとうございます!!