子供の作るお昼ご飯 ☆ お母さんは畑に居ます
お題「#おうち時間」
去年の夏から、畑を借りた。
近所の元気で親切な人が、20坪の畑を紹介してくれたのが始まり。
50才前に更年期障害になり、ホルモンバランスの崩れで2回目の思春期を経験した。
その思春期の私は、80才まで生きられるとして、人生の残りは本当に好きなことをして生きたいと思った。
本当に好きなものって何?
気がつかないうちに、親の期待に応えるために、節約のために、世間の目を気にしていたこと、本当に好きなことが私の心の中の缶かんのなかに無数に詰め込まれている。
玉石混交。
よく言ったもんだ。
私のきらきら光る好きなものビー玉ちゃん。
本当に好きではないものは、ラムネの瓶に入っている様な少し水色のビー玉。
本当に好きなものは、透明なガラスの中に黄色や赤で模様が入っている。
心の缶を開けると、びっしり入ったラムネのビー玉。
私の本当に好きな事は何?
あれ?
水色のビー玉の渦の下の方に、何か色が見えるよ!
ラムネのビー玉を、心の缶かん中から取り出していく。
茶道。
これは、純粋にお抹茶と練り切りが好き。That`s all!
華道。小瓶に小さくいけるビオラちゃんでいいや。
私の心の中が整理されていく。
たどり着いた!
透明な中に、きらりと光る私のビー玉ちゃん。
それが、野菜を育てる事。
初めは、本当にきらりと光るビー玉ちゃんかは、分からなかった。予感にかけた。
違うかったら、やめたらいい。
そうやって始めた家庭菜園。
今では、すっかりハマっている。
コロナで子供達の休校が決まってから、私はもう一つ畑を借りることになった。
自分で育てたジャガイモで作ったフライドポテトが美味しすぎて、ジャガイモをもっと育てたくなったのだ。
しかし、畑は20坪。ジャガイモばかり育てられない。
と、そこに畑空いたんだけど誰かいないかな?と声がかかった。
渡りに船。
新しい畑行きの船に乗りました。
その畑は80坪。
借りてみて分かったが、土があまり良くない。私は毎日屯田兵の様に、スコップのジョリジョリという音と共に畑にいた。
午前午後と畑に行く。
子供たちは、お母さんパートに出たみたいと言う。
そして私も、何か忙しいな。特に昼ごはん作るのが!
そして考えた。
子供達の力を借りるのはどう?
私も助かって、子供もそんなに負担にならないやり方は、どういうものか。
わたしは、メニューと作り方を書いて材料を切って、お盆の上に置いておくことにした。
三人兄弟で順番に作る。
次男はふわふわ卵のオムレツの卵の扱いを体得した。
流石、一つ一つ丁寧に卵をふんふわに作る。
フライパンを揺すりながらチキンライスの上に卵を乗せる技術も習得!
私は出来ないのに!!
長男は、牛丼を担当した時に美味しく出来たのに感動!
SNSに上げていた。
すると友達からレシピ教えてって言われたわと。
彼は、面倒くさがりなのでチャチャ!と作りたい。
とっかかりが遅くて、皆んなに早く早くー!お腹すいた!お腹すいた!と文句を言われながら作る。
そして、その出来上がりまでのタイムを測って
やった!!15分で出来たで!!
と、お腹すいて怒っている兄弟を他所に、心でガッツポーズ。
末娘ちゃんは、実はスペック高いのに力を出し惜しむ省エネちゃん。
何でも、いとも簡単にパパッと作る。
小学3年くらいの時にカレーを驚くべき速さで作った。
早よカレー作ってきてや!
と言うと。
は?もう出来て煮込んでますけど!?
と言う様なことを言われた。
は!早い!!
そんな彼女は、豚とキャベツの味噌炒めの時に、みりんと酢を間違えて入れてしまった。
畑から帰ってくると、何故かテーブルの上にお酢の瓶が。
あれ?
今日お酢使う料理あったっけ?
みりんと間違えた!!
さて、みりんとお酢を間違えたお料理のお味は。。。。。?
いける!!いけるぞぅ!!
ふん!!と、どうだ!と言わんばかりに鼻を鳴らす末娘ちゃん。
やりおるな。
3人とも、ぶーぶーいう時もあるが、何かが出来ることも悪くないと思っている様だ。
コロナのお困り中に、生活スキルアップ中の我が家の子供達。
私も、玄関を開けたときたお料理の匂いがするという、久しくない独身気分!
メニューは知ってるけれど、その匂いにトキメク。
昼食作りが生活リズムになりつつある、子供達。
頼もしい限りである。
今日も読んでくださって、ありがとうございます!
p.s
写真は次男の作ったオムライスです!